矯正歯科

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日本矯正歯科学会 認定医
矯正治療は、見た目を美しくするだけでなく、お口全体の健康と機能性を向上させる治療です。
当院では、日本矯正歯科学会認定医が豊富な経験と最新の知識に基づいた矯正治療を提供しています。
当院の矯正歯科3つの特徴
日本矯正歯科学会 認定医による専門的な治療
当院の矯正歯科担当医は、日本矯正歯科学会認定医です。長年の臨床経験と学会での継続的な研鑽に基づいた治療を提供いたします。
精密な検査に基づいた診断を重視

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適切な治療計画のためには、現状を正確に把握することが欠かせません。当院では以下の検査を行っています。
- セファログラム(頭部X線規格写真)の撮影・分析:頭部のレントゲン写真を撮影し、顎の骨格のバランスや歯の傾きなど分析します。
この検査は、すべての歯科医院で行われているわけではありません。精密な診断とより良い治療計画のためには重要と考えております。 - 口腔内写真の撮影: 現在の歯並びや噛み合わせの状態を写真で記録します。
- 歯型の採取と模型分析: 歯型をとり、模型を作成して歯並びや噛み合わせを立体的に詳しく分析。
これらの検査結果を総合的に評価し、皆様一人ひとりに合わせた治療計画を丁寧に立案していきます。
- セファログラム(頭部X線規格写真)の撮影・分析:頭部のレントゲン写真を撮影し、顎の骨格のバランスや歯の傾きなど分析します。
できる限り「歯を抜かない」矯正治療
当院では、できる限り歯を抜かない「非抜歯矯正」を推奨しています。
歯を抜かずに矯正治療を行うことで、
- 健康な歯を残せる
- 治療後の後戻りのリスクを減らせる
- お顔全体のバランスを保てる
などのメリットがあります。
もちろん、すべてのケースで非抜歯矯正が適しているわけではありません。あごの大きさと歯の大きさのバランスが著しく不調和な場合など、抜歯を選択した方がより良い結果につながるケースもあります。
抜歯が必要と判断される場合でも、その必要性を十分に説明し、できる限り皆様の負担が少なく、良好な結果が得られるよう、慎重に診断した上で治療計画をご提案します。
子供の矯正治療

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お子さまの矯正治療は、あごの成長を利用できる適切なタイミングに始めることで、効果的な治療につながります。
- 1期治療(主に6~12歳頃)永久歯が生え始める混合歯列期に行います。この時期は顎の成長が活発なため、その成長を適切に誘導しながら、将来永久歯がきれいに並ぶための土台作りを目指します。
- 2期治療(主に12歳以降)永久歯が生えそろってから行う矯正治療です。ワイヤー矯正などの装置を用いて、歯を直接動かし、最終的な歯並びと噛み合わせを整えます。
成長期(1期)に矯正を始めるメリット
1.将来の歯周病リスクを減らせる
日本人の約8割が歯周病になると厚生労働省の実態調査で結果が出ています。更に歯周病は歯の喪失原因1位のため、なるべく早期にそのリスクを取り除くのが理想的です。
子供の矯正治療は磨きやすく、力学的に安定した歯並びに早期にすることで、将来の歯周病による抜歯リスクを減らせるため、当院では1期治療からの矯正を推奨しています。
2.将来の抜歯矯正のリスクを減らせる
成長期に適切な顎の成長・誘導がなされているお子様の方が、歯の萌出スペースをより多く確保できます。将来2期矯正に進んだ際に、矯正による抜歯リスクを減らせます。
当院では、お子さまの成長段階や歯並びの状態、ライフスタイルに合わせて、様々な矯正装置をご用意しています。
「ワイヤー矯正は大人がするもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、お子さまの歯並びを効率的に整える上で有効な選択肢の一つです。お子さまの歯並びや噛み合わせについて気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
大人の矯正治療

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当院では、成人の方の矯正治療にも力を入れています。「矯正治療は子供の頃にするもの」と思われがちですが、大人になってからでも、矯正治療によって整った歯並びと健康的な噛み合わせを目指すことは十分に可能です。
大人の矯正治療は、- 歯並びに関するコンプレックスの解消につながる
- 見た目の改善だけでなく、清掃性が向上し、むし歯や歯周病のリスクを減らせる
- 正しい噛み合わせが、全身のバランスや健康状態に良い影響を与える可能性がある
など、様々なメリットが期待されます。
矯正装置の種類
ひとくちに矯正治療といっても、その方法は一つではありません。
皆様お一人おひとりの歯並びの状態、ライフスタイル、ご希望に最適な矯正装置をご提案することが大切だと考えています。
ワイヤー矯正

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ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」という装置を装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす、最も一般的な矯正方法です。ワイヤー矯正には、大きく分けて「表側矯正」と「裏側矯正(リンガル矯正)」の2種類があります。
表側矯正は、歯の表側にブラケットを装着するため、装置が見える状態での矯正となります。一方、裏側矯正(リンガル矯正)は、歯の裏側にブラケットを装着するため、外見からは矯正装置がほとんど見えません。
当院では、「デーモンシステム」と呼ばれる矯正装置を採用しております。従来の装置と比べて、ワイヤーとブラケットの摩擦が少ない構造となっているのが特徴です。摩擦の少なさにより、ワイヤー交換がスムーズに行え、比較的弱い力で歯を動かしていくため、歯や歯周組織への負担も少なく、より快適に治療を受けていただけます。スムーズな歯の移動を促せることから、治療期間の短縮につながる可能性もあります。
マウスピース矯正

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マウスピース矯正は、薄く透明なマウスピース型の装置を歯に装着し、定期的に新しいものに交換していくことで、少しずつ歯並びを整えていく治療法です。
ワイヤー矯正とは異なり、装置が目立たないため、人目を気にせず矯正治療を進められるというメリットがあります。ご自身で取り外しができるため、食事や歯磨きの際には普段通りに行えるのも魅力的なポイント。
当院では、マウスピース型矯正装置の中でも、幅広い症例に対応可能な「インビザライン・コンプリヘンシブ」を採用しております。インビザラインには、いくつかの治療パッケージがあり、それぞれ適応となる歯並びの状態が異なります。その中でも、コンプリヘンシブ・パッケージは、軽度から中等度、重度の歯並びの乱れまで、多くのケースに対応できることが特徴です。
矯正治療の流れ
1矯正相談
まずは、皆様のお悩みやご希望をじっくりとお伺いします。
歯並びに関する気になること、どのような治療を希望されるかなど、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
2精密検査
レントゲン撮影や歯型採取などを行い、歯並びや噛み合わせの状態、顎の骨格などを詳しく調べます。
3診断・治療計画の立案
精密検査の結果をもとに、皆様に合った治療計画をご提案します。
治療期間や費用、使用する装置の種類などについて、詳しくご説明いたします。
ご不明な点やご不安な点があれば、ご納得いただけるまで何度でもご質問ください。
4装置装着
治療計画にご同意いただけましたら、いよいよ矯正装置を装着します。
装置の種類によっては、装着に時間がかかる場合があります。
5調整
矯正装置を装着した際に基本矯正料をお支払いいただきます。その後、月1回のペースで通院が必要です。(都度調整料がかかります)
6保定
歯並びが整ったら矯正装置を外します。しかし、治療はこれで終わりではありません。動かした歯は元の位置に戻ろうとする性質があるため、「保定装置」を用いて歯並びを安定させる「保定期間」が必要です。
保定期間
1年目終日、2年目は夜間のみ保定装置を装着します。歯並びの確認のため基本的に3ヵ月に1回の通院が必要です。
「リテーナー」と呼ばれる保定装置を装着して、歯の後戻りを防ぎます。リテーナーには、取り外し可能なタイプや歯の裏側に細いワイヤーを固定するタイプなどがあります。
どのタイプを使用するかは、歯並びの状態や皆様のご希望を考慮して決定します。
矯正費用について
基本矯正料について、最大10回まで分割払い(手数料無料)できるプランのご用意もあります、お気軽にご相談下さい。
相談・検査・診断
| 初診・相談料 | 無料 |
|---|---|
| マウスピース(乳歯列期の準備) | 30,000円 |
| 検査・診断料 | 40,000円 |
※価格は全て税別表記
調整料
| 処置料 | 5,000円 |
|---|---|
| リンガル・ホワイトワイヤー加算 (裏側または白色ワイヤーの矯正) |
1,100円(片顎につき) |
※価格は全て税別表記
基本矯正料
| 乳歯・混合歯列期(1期) | 300,000円 |
|---|
※価格は全て税別表記
※基本矯正料金の継続割引について
当院で乳歯・混合歯列期(1期)の矯正治療を行い、継続して本格矯正治療(2期)を行う場合は、差額の基本矯正料金にてご案内可能です。
成人・永久歯列期(2期)
| 審美性 | 治療期間 | 痛み | 舌感 | 適応 | 料金(税別) | |
| メタルブラケット (金属製の矯正装置) |
× | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | 650,000円 |
| クリアブラケット (透明で目立たない) |
〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | 750,000円 |
| デイモンクリア (目立たない、歯が動きやすく、痛みの少ない) |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 850,000円 |
| クリアアライナー (透明なマウスピース) |
◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 850,000円 |
| リンガルブラケット (裏側で外から見えない) |
◎ | △ | ◎ | △ | 〇 | 1,650,000円 |
医療費控除ついて
審美目的以外の矯正治療は医療費控除対象となります。その際、他の虫歯・歯周病治療の治療費、当院までの交通費なども合算でき、確定申告で所得によって税金の還付を受けられます。
また税務署に提出する必要があれば診断書も発行可能です。お気軽にご相談下さい。
よくある質問
矯正治療をご検討されている方から、よくいただくご質問についてお答えします。
Q.矯正治療は、どれくらいの期間がかかりますか?
A.矯正治療の期間は、皆様お一人おひとりの歯並びの状態や選択する治療方法によって異なります。一般的には、1~3年程度かかることが多いです。精密検査の結果をもとに治療期間の目安をお伝えしますので、まずはご相談ください。
Q.痛みはありますか?
A.矯正装置を装着した直後や調整を行った後などに、歯が締め付けられるような感覚や痛みを感じることがあります。これは、歯が動くことによる自然な反応であり、通常は数日程度で治まります。痛みの感じ方には個人差がありますが、我慢できないほどの強い痛みが生じることは、ほとんどありません。
Q.矯正治療中は食事の制限がありますか?
A.矯正装置の種類によって、食事の際に注意が必要な場合があります。例えば、ワイヤー矯正の場合は、硬い食べ物や粘着性のある食べ物(ガムやキャラメルなど)は、装置が破損したり、外れたりする原因となるため、避けていただくようお願いしています。
マウスピース型矯正装置の場合は、食事の際に装置を取り外すことができるため、基本的には食事制限はありません。
どのような食事に注意すべきかなど、詳しくご説明させていただきます。
その他、矯正治療に関するご質問やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
Q.歯が上手く動かないことはありますか?
A.矯正治療は、皆様の協力度によって治療結果が大きく異なります。協力が得られない場合や顎の成長発育・歯の動き・舌癖などによって治療が予定通り進まない場合は、治療方法や治療期間の変更についてご相談いたします。
