マイクロスコープ

当院では、歯科用マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を導入し、精密な歯科治療を提供しています。
肉眼では見ることのできない微細な患部まで拡大して確認することで治療の「正確性」はもちろん、治療後の見た目の「美しさ」、そしてお口の健康を「長期間維持」することを目指します。

マイクロスコープとは?

  • マイクロスコープとは
  • 歯科治療で用いられるマイクロスコープとは、治療する歯を肉眼の最大約40倍まで拡大して見ることができる顕微鏡のことです。
    人間の目が識別できるのは約0.2mmが限界と言われています。しかし、歯の根の内部や、むし歯と健康な部分の境目など、歯科治療ではそれ以下の精度が求められる場面があります。
    マイクロスコープを用いることで、これまで「見えにくい・見えない」ために経験や勘に頼らざるを得なかった治療を、「はっきりと確認しながら」行うことが可能です。見えない部分が見えるようになることで、診断の精度向上、治療の質の向上、低侵襲治療へとつながります。

当院におけるマイクロスコープの活用例

当院は、様々な場面でマイクロスコープを活用しています。

  • マイクロスコープ
  • 根管治療

    歯の根の中にある管(根管)はとても細く、複雑な形をしてることが多いです。マイクロスコープを使うことで感染した部分を正確に見つけ出し、細菌に感染した部分を丁寧に取り除くことができます。これにより、治療の成功率が高まり、従来であれば抜歯に至っていたかもしれない歯を残せる可能性が高まります。

むし歯治療

むし歯を削り残してしまうと、再発の原因になることがあります。マイクロスコープを活用すると、むし歯に侵された部分と健康な歯質との境界をミクロン単位で見極めることができます。これにより、削る量を必要最小限に抑え、健康な歯を可能な限り残すことが可能です。
加えて、肉眼では見つけにくいごく初期のむし歯や、歯に入った細かなひび割れ(クラック)なども早い段階で見つけやすくなります。

補綴治療(詰め物・被せ物)

詰め物や被せ物と歯との間に隙間があると、そこから細菌が侵入し、むし歯の再発や脱離の原因となります。マイクロスコープを使って歯の形を精密に整えることで適合性の高い詰め物・被せ物を作製でき、長持ちさせることが可能です。歯の色合いやグラデーションも正確に捉えられ、審美性の高い仕上がりも追求しやすくなります。

歯周病治療

歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の奥深くに入り込んだ、肉眼では見えない歯石やプラークも、マイクロスコープで直接確認しながら除去することが可能です。徹底的な原因除去により、歯周病治療の効果を高め、歯ぐきの健康改善を促進します。

治療時間について

マイクロスコープを用いた治療は精密な作業となるため、内容によっては通常よりも少しお時間がかかることもございます。しかし、より丁寧な治療によって将来的な再治療のリスクを減らし、長い目で見ると治療期間や回数の短縮につながる可能性も考えられます。

マイクロスコープ治療は、まだ一部の歯科医院でしか受けられません

  • マイクロスコープ
  • マイクロスコープですが、導入している歯科医院はまだ国内で数%程度と言われています。導入コストや、使いこなすための技術習得が必要なためです。しかし、その治療効果の高さから、近年注目度が高まっており、マイクロスコープによる精密治療を希望される方も増えています。

    当院は、マイクロスコープを用いた精密治療に力を入れている歯科医院です。「ただ痛みが取れればいい」というだけでなく、「治療の質にこだわり、できるだけ歯を長持ちさせたい」とお考えでしたら、ぜひ一度当院にご相談ください。
    また、ご不明な点や、さらに詳しくお知りになりたいことなどがございましたら、どうぞお気軽にご質問ください。