インプラント

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日本口腔インプラント学会
口腔インプラント専門医-
インプラント学会専門医
1730番目
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栃木県で
24番目
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小山市で
3人目
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日本口腔インプラント学会口腔インプラント専門医が
担当だから安心・安全・高精度
インプラント治療は、失われた歯の機能と見た目を回復させる優れた治療法ですが、外科処置が必要です。
当院では、日本口腔インプラント学会認定の「口腔インプラント専門医」が、豊富な知識と経験に基づき、責任を持って治療を担当いたします。
10年、20年先も快適な毎日を送るために。
将来を見据えたインプラント治療
インプラント治療を計画する上で、10年後、20年後、さらには介護が必要になる可能性のある将来まで見据えることが大切だと、私たちは考えております。
なぜなら、年齢を重ねるにつれて、お口の中の環境や全身の状態は変化していくからです。例えば、加齢とともに唾液の分泌量が減少し、むし歯や歯周病のリスクが高まる傾向にあります。また、糖尿病や高血圧といった全身的なご病気が、お口の健康状態に影響を及ぼすことも少なくありません。さらに、将来的に介護が必要になった場合、ご自身での細やかな歯磨きが難しくなる可能性も考慮する必要があります。
こうした将来起こりうる変化に対応するためには、その場しのぎの治療ではなく、長期的な視点に立った治療計画が欠かせません。
当院ではインプラント治療を行う際、将来的な歯周病リスクや周囲の歯への影響なども十分に考慮し、長期的に安定した状態を維持できるような設計を心がけています。加えて、将来介護が必要になった状況も想定し、ご自身でのケアが難しくなった場合でも、ご家族や介護者がお手入れしやすいよう、清掃性に配慮した補綴物(被せ物)の作製も重視しております。
私たちは、皆様一人ひとりの未来を見据え、それぞれの状況に合わせた治療計画をご提案いたします。
当院のインプラント治療4つのこだわり
専門医として、皆様に長期的に満足いただける結果を提供するために、当院では以下の点にこだわっています。
こだわり1世界標準の信頼性「ノーベルバイオケア」インプラントシステム採用

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「ノーベルバイオケア」は、世界で最も長い歴史と豊富な臨床実績を持つインプラントメーカーの一つです。
長年の研究開発に基づいた高い品質と、長期的な安定性が世界中の歯科医師から高く評価されています。
様々な骨の状態や症例に対応できるラインナップも魅力です。
こだわり2確実性を最優先した「2回法」による手術
インプラントの手術には、大きく分けて「1回法」と「2回法」の2種類があります。当院では、インプラントが顎の骨としっかりと結合すること(オッセオインテグレーション)を重視し、原則として「2回法」を採用しております。
2回法の手順は以下の通りです。
まず1回目の手術で、顎の骨にインプラント体(ネジのような人工歯根)を埋め込み、その上から歯ぐきを完全に閉じます。そして、インプラントが骨と結合するまで、数ヶ月間の治癒期間を設けます。
インプラントが骨と十分に結合したことを確認した後、2回目の手術を実施。
この手術では、歯ぐきを小さく切開してインプラント体の上部を露出し、そこに人工の歯を取り付けるための土台(アバットメント)を装着いたします。
2回法は手術が2度必要になりますが、1回目の手術後にインプラントが歯ぐきで保護された状態で骨との結合を待つため、感染のリスクを低減できるのが利点です。これにより、より確実で強固な骨結合を促し、結果としてインプラントの長期的な安定につながると考えています。
こだわり3メンテナンス性に優れた「スクリュー固定式」の上部構造
インプラントの上に取り付ける人工の歯(上部構造)を固定する方法には、主に二つの種類があります。一つはセメントで接着する「セメント固定式」、もう一つは小さなネジで固定する「スクリュー固定式」です。当院では、治療後のメンテナンスのしやすさを考慮し、主に「スクリュー固定式」を採用しております。
万が一、装着した人工の歯が欠けたり割れたりした場合や、インプラント自体に何らかの確認や処置が必要になった際にも、上部構造を取り外して対応できるため、修理や調整がスムーズに行える可能性が高まります。
こだわり4安全・正確な手術をサポートする「サージカルガイド」の使用
当院では、インプラント手術の精度を高めるために「サージカルガイド」という装置を活用します。これは、事前のCT撮影で得られた顎の骨のデータと、コンピューター上での綿密なシミュレーション結果に基づいて作製される、皆様一人ひとり専用のマウスピースのようなものです。
サージカルガイドには、シミュレーションで決定したインプラントを埋め込むための適切な位置・角度・深さを示す小さなガイド穴が開けられています。手術の際にこれをお口の中に装着することで、ドリルの挿入方向や深さが正確に誘導され、計画通りにインプラントを埋入できます。
骨が足りない場合も諦めない
「骨造成(GBR・サイナスリフト等)」に対応

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インプラント治療で、人工歯根であるインプラント体をしっかりと支えるためには、十分な量と質の顎の骨が欠かせません。しかし、何らかの理由で骨が不足している場合でも、「骨造成」という処置によって骨の量を補い、インプラント治療が可能になることがあります。
例えば、歯周病が進行して顎の骨が吸収されてしまった場合や、歯を失ってから長い時間が経過して骨が痩せてしまった場合などに、骨造成が必要となるケースが見られます。
骨造成には様々な方法がありますが、当院で行っている代表的な処置をいくつかご紹介します。
サイナスリフト
上あごの奥歯部分の骨が薄い場合に、上顎洞(副鼻腔)の底を持ち上げ、できたスペースに骨補填材を入れて骨の厚みを増やす方法です。
ソケットリフト
サイナスリフトと同様に上あごの骨を増やす方法ですが、インプラントを埋める穴からアプローチするため、比較的骨の不足量が少ない場合に適応されます。
ソケットプリザベーション
抜歯と同時に、抜いた穴に骨補填材を入れて骨の吸収を防ぎ、将来のインプラント治療に備える方法です。
これらの骨造成の中には、全身的な健康状態への配慮が必要な場合や、特に複雑な手技が求められるケースもございます。
そのような難症例と判断される場合には、大学病院などに在籍する口腔外科の専門医と緊密に連携を取りながら、皆様にとってより良い治療を提供できるよう努めております。
インプラント治療の流れ
当院では、皆様に十分にご理解・ご納得いただいた上で、安全・確実に治療を進めてまいります。
1カウンセリング(CT・レントゲン撮影)
欠損している部分・インプラント希望の部分の CT 撮影、レントゲン(お口全体)撮影を行い骨の状態を確認しどのような設計が望ましいかを診断します。
その上で、予算・将来的なことも見据えていくつかの治療法を提案いたします。
2資料採取
インプラント治療を進めていくにあたり、顔貌写真・口腔内写真・歯型取り・口腔内検査・歯周検査を必要に応じて採らせていただきます。
写真は処置前の状態の記録と診断。歯型は現在の噛み合わせや歯の状態。口腔内検査は治療が必要な歯がないかの確認。歯周検査は残っている歯の歯周病の状態。これらの検査結果を踏まえ、詳細な治療計画を立てていきます。
3治療計画・治療方針立案・契約
採らせていただいた資料を基に治療計画の再考・見直しを行いますので、それらを含め皆様の希望に沿うような最終的な治療計画を決定します。
4ガイド作成(型取り・CT・設計説明・試適)
※サージカルガイド(ステント)を作成する場合のみ手術で使用するガイド(ステント)を作成するために型取り・CT 撮影を行います。
コンピュータでシュミレーションしたインプラントの設計について実際に画像を見ていただきながら説明いたします。出来上がったガイド(ステント)の精度をお口の中で確かめていきます。ガイドにかかる費用のご入金日は型取り時になります。
5術前清掃・注意事項説明 (同意書)
手術にあたり次項をご説明の上、納得していただいて同意書にサインをいただきます。
(1)喫煙されている方には、喫煙同意書をお書きいただきます。
(2)手術前・手術当日・手術後の流れ の注意事項について説明いたします。
(3)口腔内の清掃状況を確認し、必要に応じて口腔内清掃を行います。
6インプラント手術(1次手術)当日
インプラント体(フィクスチャー)を埋入します。
手術の際は局所麻酔を行いますので術中の痛みはありません。麻酔が効きにくい方の場合は追加で麻酔を行います。
歯肉を切開し、顎の骨に専用ドリルで穴をあけ、インプラント体(フィクスチャー)を埋め込みます。
手術時間はインプラント1本あたり 30 分程度で終了します。(2本で40分程度、3本で50分程度、骨造成などある場合は多少の増減があります。)
手術に関わる費用のご入金日になります。当院規定の条件を満たす場合、インプラント体(フィクスチャー)10年保証書をお渡しします。
消毒・抜糸 後 安静期間へ
術後、1~2週間ほどで抜糸を行い、手術部位の確認を行います。
同時に義歯使用中の場合義歯の調整も行います。
インプラント体(フィクスチャー)と骨との結合期間は下記の通りです。
7インプラント手術(二次手術)当日
結合期間を待ってから再度歯肉を切開し、埋入してあるインプラント体(フィクスチャー)が骨としっかり結合しているかを確認します。問題なければ上部構造(人工歯)を取り付けるための土台を装着します。必要があれば縫っていきます。
消毒 抜糸歯肉が治癒するまで2,3週間まちます。
8精密印象
インプラント専用の型取り材料を使用し型取りを行っていきます。
精密な型が必要になりますので何度か行う場合があります。
9プロビジョナル(仮歯) 装着
より適合性の高い上部構造(人工歯)を作るため、まず仮歯を入れ噛み合わせ・清掃性・発音・形態を合わせていきます。
皆様もこちらも納得できるまで調整をしていきます。上部構造のご入金日になります。
10上部構造(本歯)装着
プロビジョナル(仮歯)で調整させていただいた形のコピー作業を行い、最終的な上部構造(人工歯・本歯)が入ります。
使用していただき、異常がなければ上部構造の上に空いている穴は目立たない材料で埋めていきます。
11メンテナンス (定期検診)
インプラントの素材は Ti(チタン)です。骨に対しては結合しますが金属であることに変わりはありません。ご自身の歯よりも細菌に対しては弱いです。インプラントも細菌により歯周病になることがあります。そのため定期的なメンテナンスが必須です。当院の規定として年2回もしくは年3回の定期検診を受けていただくことにより10年保証の対象となります。インプラント表面は専用の器具(Ti 製)を用いてのメンテナンスとなり、定期的に骨の確認も行うため部分的なレントゲン撮影も行います。
保険対象外となりますので1本につき税込 1,100 円がかかります。
インプラントの保証
当院では、インプラント治療を受けられた皆様のために、保証制度と充実したメンテナンスプログラムをご用意しております。
保証内容
当院でインプラント治療を受けられた皆様に対して、インプラント体および上部構造(被せ物)に問題が生じた場合、10年間の保証期間内であれば、原則として無償で再治療または修理を行います。
保証対象となる例
- インプラント体の破折、脱落
- 上部構造の破損(欠け、割れなど)
- その他、当院が保証対象と認める不具合
保証条件
- 当院の指示に従い、定期的なメンテナンスを受けていただくこと。
- 皆様の故意または重大な過失による破損、事故、不適切な使用による場合は保証対象外となります。
- その他、当院が定める保証規定に準じます。詳細については、治療契約時に書面にてご説明いたします。
費用について
インプラント治療は、医療保険が適用されない自由診療です。そのため、治療費は全額自己負担となります。
費用は、使用するインプラントの種類や本数、治療方法、被せ物の材質、追加処置(骨造成など)の有無などによって変動します。
| CT検査・診断料 | 5,000円 |
|---|---|
| インプラント体(人工歯根) | 300,000円 |
| 上部構造(被せ物) | 100,000円 |
| ガイドシステム | 50,000円~ |
| 器機管理料(1次手術、2次手術) | 10,000円 |
※骨造成などの追加処置や静脈内鎮静法をご希望される場合は、別途費用が発生いたします。
よくある質問
インプラント治療をご検討中の方から多く寄せられるご質問に、Q&A形式でお答えします。
Q.インプラント治療は痛いですか?
A.インプラント手術は局所麻酔下で行いますので、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
手術後、麻酔が切れた後に多少の痛みや腫れが出ることがありますが、通常は処方する痛み止めで対応可能な範囲です。
当院では、痛みに配慮した治療を心がけております。手術に対する不安が強い方には、ご希望に応じて静脈内鎮静法を併用することも可能です。
痛みの感じ方には個人差がありますので、ご心配な点はお気軽にご相談ください。
Q.治療期間はどれくらいですか?
A.インプラント治療の期間は、皆様の顎の骨の状態、インプラントを埋め込む場所や本数、選択する治療方法などによって異なります。
一般的な目安としては、1次手術(インプラント埋入)の後、骨とインプラントが結合するまでに3~6ヶ月程度かかります。その後、2次手術(アバットメント装着)を経て、被せ物を作製し装着するまでに1~2ヶ月程度を要します。そのため、合計で4~8ヶ月程度を見込んでいます。
骨造成が必要な場合は、上記の期間に加えて骨が再生するための期間が必要です。精密検査の結果をもとに具体的な治療期間の目安をお伝えいたします。
Q.誰でもインプラント治療を受けられますか?
A.インプラント治療は多くの方に適応可能ですが、治療を受けるためにはいくつかの条件を満たす必要があります。
【適応となる方】
- 顎の骨が十分に成長している方(一般的に18歳以上が目安です)
- 歯周病が適切に管理されている方
- 全身的な疾患(糖尿病、心臓病など)をお持ちの場合、その状態が安定している方
- 喫煙されていない方、または治療期間中だけでも禁煙できる方
【適応とならない、または注意が必要な方】
- 重度の歯周病にかかっている方
- 重度の糖尿病など、全身的な疾患がコントロールされていない方
- インプラントを埋め込む部分の顎の骨の量が極端に少ない方
- 妊娠中の方
- その他、歯科医師が総合的に判断し、適応が難しいと診断された場合
まずは、お口の中の状態や全身の健康状態を詳しく診査させていただき、インプラント治療が可能かどうかを判断いたします。もしインプラント治療が難しい場合でも、ブリッジや入れ歯といった他の治療法をご提案できますので、お気軽にご相談ください。
